昆竜矢先生は、「高炉内液相ホールドアップに関する数値解析」に関する研究が評価され、鉄鋼分野における優れた業績を認められました。
彼の研究は、高炉内の充填層における液相の挙動を数値解析により解明し、濡れ性や粘度の影響を体系的に整理するものです。
また、博士課程修了後は、CO₂回収・再資源化、純鉄軟磁性粉末の開発、焼結工程における造粒や酸化鉄含有スラグの還元反応など、製鉄プロセスの持続可能性向上に貢献する幅広い研究に取り組んでいます。これまでに34報の論文を発表し、日本鉄鋼協会関連誌にも22報を掲載しています。
この受賞は、鉄鋼技術の発展と脱炭素社会の実現に向けた重要な一歩です。今後も昆助教の研究が、鉄鋼業界および関連分野に新たな価値を生み出すことを期待しています!
