九州大学 大学院工学研究院 材料工学部門

鉄鉱石造粒物の強度発現に関する実験的検討

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高炉に直接装入するのに適さない粉状の鉄鉱石を,焼き固めて適切なサイズ・強度・反応性を有する製鉄原料へと変換する,原料予備処理技術の一つに焼結鉱製造プロセスが存在します.このプロセスでは,粉状の鉄鉱石を石灰石粉や微粉コークスを適量の水と共に転動させることで,10mm程度の造粒物を製造し原料として使用します.この造粒物の強度を適切に保つことが,品質の良い焼結鉱を製造する技術へとつながります.本研究室では,今後の原料事情を鑑み,より微粉の鉄鉱石やマグネタイト系鉄鉱石の造粒技術の開発に取り組んでいます.

(例えば:擬似粒子の造粒性と強度に及ぼす超微粉ヘマタイトおよびマグネタイトの影響, 鉄と鋼, 103(2017), 6, pp. 246-253)

図1 焼結鉱製造プロセスのイメージ図

図1 焼結鉱製造プロセスのイメージ図

図2 マグネタイト系鉱石を用いた造粒物の強度解析例

図2 マグネタイト系鉱石を用いた造粒物の強度解析例

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